サイドワインダーやアングルワインダーで使うスパーギア。
(交換を前提としているものは)レンチ1本で交換できるので、
ギア比の調整としては比較的お手軽なチューニングの一つです。
おさらいですが、
ギアの枚数を増やす → 加速(とブレーキ)がup
ギアの枚数を減らす → 最高速 up
となります。
といってもスパーギアでのギア比調整は微調整(変化がそれほど大きくない)ので、
最終調整くらいの感じになりますね。
スパーギアについてはアルミニウムとプラスチックの2種類があります。
メジャーなメーカーの純正の仕様は
slot.it、ScaleAutoなどはプラスチック、NSRがアルミになります。
ではアルミとプラスチックの違い(メリットとデメリット)についてまとめてみましょう。
●プラスチックスパーギアのメリット
・軽量
・(比較的)音が静か
・コストが(若干)安い
●アルミスパーギアのメリット
・丈夫(割れない)
・ピックアップがいい
個人的に一番大きな違いはピックアップと耐久性。
硬さが違うためアルミの方がピックアップ(反応)はよく、
同一のギア比と比べた時にも反応の違いは体感できるレベルだと思います。
このピックアップは実際の加速はもちろんですが、体感的に変わるので
フィーリング重視の方にはオススメしたいパーツの交換です。
ギア比やフィーリングなどは『前とどれだけ変わったか』の相対評価な面が大きいので、
自分の中で定番を決めていると選びやすくなると思います。
また、プラスチックだからある意味仕方がないのかもしれませんが、
プラスチックのスパーギアは割れます。
これがある程度使った(使い切った)時のことならまだいいのですが、
(組み立てから時間が経過した)古いモデルなどはそれほど走らせていなくても割れることがあります。
(ケースの中でグリスが浸透して。なのかな?)
NSRは一時純正にプラスチックのスパーギアを採用しましたが、
割れることが多く、アルミのスパーギアに戻した経緯もあります。
(NSRの場合はギアの遊びが多く、モーターのトルクが強いので発信でギアが欠ける)
自分の好み的に合わせるが一番ですが、
メーカーによる特徴的なものも考慮しないといけないですね。