今日はコース(トラック)の話し。
いろいろと起源やら地域の話しやらで面倒くさくなったり、正確な裏付けがあるわけではないので歴史的な部分は省きますが、
スロットカー(1/32スケール)のトラックは材質の面で大きく2つに分かれます。
プラスチックと木(木製)
一般メーカーの既製品が中心のプラスチックと、
専用メーカーや個人が自分で作っちゃうなどの場合は木製がメインです。
日本でのことに限るとかなり昔には1/24の方が主流だったこともあって大型の営業コースでは木製のコースの方が多く見られます。

プラスチックのコースでもバンクなどいろんなことができます。
反対に木製でも小さいコースや装飾で楽しむこともできます。どっちが主流?
メインストリームがある。というよりは地域性があるのか、大凡の傾向がみられます。
このように日本やアメリカ(カナダからアルゼンチンまで幅広く)で多く見られる木製コースは
レイアウトの自由度(基本的には設計から独自)や路面のスムーズさ、耐久性の高さなどのメリットはありますが、
大掛かりで導入費用が高い、気軽にレイアウトの変更ができない、などのデメリットもあります。
反対に主にヨーロッパでよく見られるのがプラスチックのコース。
Carrera、Scalextric、Policar(slot.it)、ScaleAutoなどが今でも生産しているメーカーですが、
Scalextric(の古いトラック)やNINCOなども人気が高く大きいレースでも「まだそんなに持ってるの?」というくらい大型コースが現役だったりします。
基本的には4~5種類のカーブを組み合わせてコースを作るのでコーナーのレイアウトは限られますが、
反面Rは同じなので比較的走らせる方としては応用が効きます。(初めて走るコースでもコーナの種類がわかりやすい)
量産性が高くコストも安くなるので家庭用から体育館で大勢のレースまで幅広く取り入れられます。
といっても小さいプラスチックの板を組み合わせるので継ぎ目や特有のうねりなどが発生するのでクセのあるコースになります。
(個人的にはこの特徴が好きですが、気持ちよく走りたい方にはちょっと不人気)
実はコースレイアウト以外にも特徴がある
あまり触れられているのを見る機会は少ないのですが、
クルマを作っていく上でもこの材質が大きく影響することがあります。
大雑把に言ってしまうと、
木製(などの硬い)トラック:柔らかいクルマ
プラスチック(などの路面の柔らかい)トラック:硬いクルマ
が上手く走ります。
このクルマの“硬い”、“柔らかい”というのはスロットカーを作っていく上での特徴的な話しで、
例えばNSR、ScaleAuto、Sidewaysなどはいくつかの硬さのシャシーをリリースしていますがこの選び方、
タイヤについても扁平が高い(ゴムの部分が厚い)タイヤは柔らかくなります。
またモデルによってはサスペンションを付けたりできるのでこういった部分でどういうパーツを選ぶか?はトラックの硬さを基準に考えられます。
(ある地域の木製トラックではF1のタイヤを使うのが定番だったりしてました)
プラスチックのトラックでもメーカーによって硬さがかなり違うので、
この方向性は参考にできると思います。
マグネットを使う方はトラックによって効き方がかなり変わります。
プラスチックの方がレール(鉄)の面積が大きく、非常にガッツリ効くので木製トラックで走らせる感覚でプラスチックのコースを走らせるとちょっと効きすぎ。になったりします。

一部メーカーからはサスペンションキットも出ていますが、基本的には硬い路面の方が効果は体感しやすい。
どれもあくまでも傾向の話しではありますが、
ちょっとおでかけして普段と違うコースを走らせる。なんていう時は参考にしてください。
今回は木製とプラスチックの違いの話しでしたが、
プラスチックでももっと細かく特徴が分かれるのでこれはまたの機会にしましょう。