走行安定のためにフロントタイヤを考える
『最近某国の大統領が「うちの国のクルマをもっと売れ!」と迫っている』
というニュースを見ていて、10年以上前にスペインNINCO本社で同じようなことを言われたことを思い出しました(笑
(もっともっとスケールは小さいですが)
ここ最近は新商品情報ばかりでしたが、久しぶりにスロットカーを走らせてみたので今日はお店の中からの話題です。

ArrowSlotのBMW V12
Arrow Slotというメーカーもかなり地味ですが、BMW V12も地味。
ちょっと前にSaleen S7Rを出してからの2車種目ですが、その後さっぱり新車の情報もなくちょっとこの先が心配(?)なメーカー
それでも基本的なコンセプトはかなりしっかりしていて、『ちゃんと走らせる』こともできるクルマです。
お店ではセール価格で販売しているのでじっくり遊ぶにはちょうどいい一台です。
個人的にはかなりオススメ。

(マグネットを外してます)
ボディの形的にもモーターの配置はかなり制限されてしまいインラインのみの対応。
この頃の耐久マシンは車高(特に後ろ)が低いのでモーターの配置の自由度はかなり低くなってしまいます。
それでもモーターマウントはslot.itと共通サイズなのでオフセットマウント等も使えるハズ(モーター等車体への干渉があるかもしれません)
モーター、クラウンギア、タイヤ、ホイール等一通りのパーツはslot.itと交換できるので、
とりあえずチューニングだけでなく消耗品のことは心配しなくても良さそうです。
とりあえず箱から出した状態で走らせてみますが。。。。。。
いろいろなところの動きがカタイ。
設計時点のコンセプトはいいですが、実際に組み立てて動かすと予定通りにいかないのがこの手のスロットカーにありがちな話。
構成部品の多いメーカーほどこういった傾向にあるので、本当は何も部品を交換しなくても一度分解、再組立がオススメです。
で、パーツの交換もアレコレ考えて楽しくなるのですが、
まずは部品の交換ナシ。からチャレンジ。
最近(といってもここ10年くらい)のトレンドがフロントタイヤの車高(車軸高)調整機能。
フロントシャフト付近のイモネジで高さを調節できるようにしているもの。

ヨコから見るとこんな感じで上下それぞれイモネジを付けることによってフロントシャフトの高さと動き(遊び)を調節できます。

下側だとココ。

上側からはココ
これはNSRやslot.it、Racer、ScaleAutoなどでも調節可能です。
上側をクルマに応じて止めないと車体(フェンダー)に当たることもあれば、下側の調節不足だとクルマが曲がりません。
ハンドルの切れないスロットカーだからこそ、フロント部分はしっかりとクルマやコースに合わせて調節したいことろです。
コースやクルマによって設定が代わるので絶対的な正解はありません。あくまでもクルマの特徴を決めるためのセッティングなので、いろいろ試して自分にあったスタイルを見つけたいところです。
ところが、このクルマの特徴的にちょっとマズいのが。。。。。。

この角度からではまだ見えにくいですが、下側のイモネジがちょっとシャシー外側に出ています。
このためフロントシャフトのスペーサーにあたってしまいちゃんと回転できません。

これに当たるんです。
このためフロントタイヤをちょっとだけ外に出して(ボディからははみ出さない程度)もう一度回転を確かめて調整終了。
ちなみにフロントタイヤのセッティングについては、
(ちょっと文章で書くのは難しいですが)
コーナーではフロントのアウト側タイヤが車体を支えます。
この時に沈み込みが少ない(フロントタイヤが低い)と減速時のスピードを受け止めることができずにオーバーステアのような状態になります。
(コーナーの内側にクルマが外れる)
反対に沈み込みが大きすぎると出口に向けての姿勢の変化ができずアンダーステアが発生します。
(コーナーの外側にクルマが外れる)
サスペンションの硬さが極端に硬い状態、柔らかい状態を想像してみて下さい。
これがコーナーの大きさや侵入速度によって本来変わってくるんですが、
フロントにサスペンションの機能を持たないスロットカーでは「均等にする」もしくは「(高速もしくは低速)コーナー向けに振る」セッティングにするなど
自分の好みやコースに合わせたセッティングが必要になるワケです。
そしてもう一つ、特にプラスチックのコースでは経年によってコースにうねりが発生して路面が常に平らではなくなります。
こういったコース形状では常にフロントタイヤが強く路面に当っている状態だと路面のギャップを拾ってジャンプするような形にもなります。
このようにフロントタイヤの状態はクルマの走行状態に対して非常に大きい影響があるので、
パーツの交換と同じように、むしろそれ以上に「走る楽しさ」に影響する部分ですから本当は面倒がらずに自分の好みを見つけて欲しいところでもあります。
で、実際に走らせてみるとリアタイヤのグリップがビックリするくらい低い!(*_*)
次回はタイヤを純正から交換してみましょう。
というニュースを見ていて、10年以上前にスペインNINCO本社で同じようなことを言われたことを思い出しました(笑
(もっともっとスケールは小さいですが)
ここ最近は新商品情報ばかりでしたが、久しぶりにスロットカーを走らせてみたので今日はお店の中からの話題です。

ArrowSlotのBMW V12
Arrow Slotというメーカーもかなり地味ですが、BMW V12も地味。
ちょっと前にSaleen S7Rを出してからの2車種目ですが、その後さっぱり新車の情報もなくちょっとこの先が心配(?)なメーカー
それでも基本的なコンセプトはかなりしっかりしていて、『ちゃんと走らせる』こともできるクルマです。
お店ではセール価格で販売しているのでじっくり遊ぶにはちょうどいい一台です。
個人的にはかなりオススメ。

(マグネットを外してます)
ボディの形的にもモーターの配置はかなり制限されてしまいインラインのみの対応。
この頃の耐久マシンは車高(特に後ろ)が低いのでモーターの配置の自由度はかなり低くなってしまいます。
それでもモーターマウントはslot.itと共通サイズなのでオフセットマウント等も使えるハズ(モーター等車体への干渉があるかもしれません)
モーター、クラウンギア、タイヤ、ホイール等一通りのパーツはslot.itと交換できるので、
とりあえずチューニングだけでなく消耗品のことは心配しなくても良さそうです。
とりあえず箱から出した状態で走らせてみますが。。。。。。
いろいろなところの動きがカタイ。
設計時点のコンセプトはいいですが、実際に組み立てて動かすと予定通りにいかないのがこの手のスロットカーにありがちな話。
構成部品の多いメーカーほどこういった傾向にあるので、本当は何も部品を交換しなくても一度分解、再組立がオススメです。
で、パーツの交換もアレコレ考えて楽しくなるのですが、
まずは部品の交換ナシ。からチャレンジ。
最近(といってもここ10年くらい)のトレンドがフロントタイヤの車高(車軸高)調整機能。
フロントシャフト付近のイモネジで高さを調節できるようにしているもの。

ヨコから見るとこんな感じで上下それぞれイモネジを付けることによってフロントシャフトの高さと動き(遊び)を調節できます。

下側だとココ。

上側からはココ
これはNSRやslot.it、Racer、ScaleAutoなどでも調節可能です。
上側をクルマに応じて止めないと車体(フェンダー)に当たることもあれば、下側の調節不足だとクルマが曲がりません。
ハンドルの切れないスロットカーだからこそ、フロント部分はしっかりとクルマやコースに合わせて調節したいことろです。
コースやクルマによって設定が代わるので絶対的な正解はありません。あくまでもクルマの特徴を決めるためのセッティングなので、いろいろ試して自分にあったスタイルを見つけたいところです。
ところが、このクルマの特徴的にちょっとマズいのが。。。。。。

この角度からではまだ見えにくいですが、下側のイモネジがちょっとシャシー外側に出ています。
このためフロントシャフトのスペーサーにあたってしまいちゃんと回転できません。

これに当たるんです。
このためフロントタイヤをちょっとだけ外に出して(ボディからははみ出さない程度)もう一度回転を確かめて調整終了。
ちなみにフロントタイヤのセッティングについては、
(ちょっと文章で書くのは難しいですが)
コーナーではフロントのアウト側タイヤが車体を支えます。
この時に沈み込みが少ない(フロントタイヤが低い)と減速時のスピードを受け止めることができずにオーバーステアのような状態になります。
(コーナーの内側にクルマが外れる)
反対に沈み込みが大きすぎると出口に向けての姿勢の変化ができずアンダーステアが発生します。
(コーナーの外側にクルマが外れる)
サスペンションの硬さが極端に硬い状態、柔らかい状態を想像してみて下さい。
これがコーナーの大きさや侵入速度によって本来変わってくるんですが、
フロントにサスペンションの機能を持たないスロットカーでは「均等にする」もしくは「(高速もしくは低速)コーナー向けに振る」セッティングにするなど
自分の好みやコースに合わせたセッティングが必要になるワケです。
そしてもう一つ、特にプラスチックのコースでは経年によってコースにうねりが発生して路面が常に平らではなくなります。
こういったコース形状では常にフロントタイヤが強く路面に当っている状態だと路面のギャップを拾ってジャンプするような形にもなります。
このようにフロントタイヤの状態はクルマの走行状態に対して非常に大きい影響があるので、
パーツの交換と同じように、むしろそれ以上に「走る楽しさ」に影響する部分ですから本当は面倒がらずに自分の好みを見つけて欲しいところでもあります。
で、実際に走らせてみるとリアタイヤのグリップがビックリするくらい低い!(*_*)
次回はタイヤを純正から交換してみましょう。