ScalextricのCamaro再び
今月はScalextricの新商品が入荷!
比較的一定のペースで新商品をリリースし続けてくれているScalextric。
今月も新商品が到着するようです。
中旬から下旬くらいかな。というタイミングのようですが、
詳細かわりましたらお知らせしますので、お楽しみに!!
懐かしいあのクルマが再販?
そんな新商品中で個人的に『おっ!』と思ったのがこちら。Scalextricにしては珍しい再販(?)商品です。
デジタル用のチップの装着ができる(よね?)など、
完全な再生産ではなくやっぱり”新商品”ですが、
過去にこのクルマ自体発売されていて日本でもかなり人気となったクルマです。
このCamaro。ワタシがちょうどスロットカーで仕事をするようになった頃に発売され(調べたら2000年の発売でした。)
当時一緒に発売されたFord Mustangと合わせせてScalextricの大人気アイテムの一つでした。
それまでディテールでも、スピードでも、メカニカルな精度で他社を抜きに出ていたのはFLY。
そのFLYに対して(それまでおもちゃっぽかった)「Scalextricもいいじゃん!」という価値を得たのがこのクルマでした。
Scalextricはそれまでイギリス国内で製造していましたが、
この頃から中国での製造にスイッチ。
マグネットを強力にして、サイドワインダーを採用、ライトも明るいモノに変更するなど、
この時の変更が現在のScalextricの品質につながっています。
マニアからは「味が薄くなった」と残念という感じの感想でしたが、
上記のような見た目だけでなく、機能面での向上、コストが下がって安く購入できるようになったことで、
(それまでもトップメーカーでしたが)一気にトップの地位を揺るがなく獲得しました。
余談ですが、
(当時の)ヨーロッパでは『中国製』は高品質の証。
メーカーの本拠地から離れているため生産管理など難しい面はありましたが、
中国製に切り替えることは大いに品質向上のアピールになりました。
日本人の私達からするとかなり意外ですが、他のメーカーでも「中国産に切り替えたい。」という話はよく聞きました。
というようにScalextricのちょっとした転換期でもあったこのモデル。
クルマ自体の人気はもちろんのこと、スロットカーとしての背景を見ても人気になりそうな1台です。
ちなみに、日本に入荷予定分は既に大半が予約となっているようで、
「ちょっと様子を見てみて」と考えているとあっという間なくなってしまうカモ?