Racer

Racer (SideWays)ってどういうクルマ?

新商品も入荷したのでちょっと集中してRacer(SideWays)を取り上げましょう。
ちなみにスロットカーパークではRacer、NSRの商品など全国のスロットカーショップにもお取り扱いいただけます。
自分の行っているお店でも是非Racer、NSRのスロットカー、パーツを見てみて下さい。
(お店の方、お気軽にお問い合わせ下さい)


メーカー名はRacerではありますが、古くから知っている人にお馴染みのレジンのスロットカーはありません。
Racerの中の人からは「もう2年くらい新商品を出していない」とのことで事実上はちょっとお休み。です。
10年くらい前(かな?)から始まったプラスチックのSideWaysがメインのラインナップです。

このSidewaysもこれだけ時間が経過すると車種もそれなりに増えてきますが、基本的なシャシーの構造は変わっていません。
それだけ基本設計がしっかりしているという話ですが、基本的にはslot.itと同じ感じ。
車種がかなり違うのでslot.itくらいだと思って気軽にチャレンジできるスロットカーです。



レイアウトは全てアングルワインダー(古い車種にはインラインもあります)
モーター、ギア、アクスルシャフトはslot.itですが、最近ではホイール、タイヤ、モーターマウントなど徐々にオリジナル部品を増やしています。

使っているパーツもslot.itなら基本的な構造もslot.itとほぼ同じ。
でも違いももちろんあるわけで見た目上の大きな違いは、

slot.itと比べるとネジを多様していること。
重量増ではありますが、クルマの作りはその分しっかりしています。

この写真ではモーターマウントの固定(赤い部分)と、(外してしまっていますが)マグネットホルダーの固定(白い丸)がネジを使っています。
部品点数は増えてしまいますが脱着を繰り返していくうちに割れてしまったりすることがないので気軽に使えることと無理に力を入れなくていいのは
加減がわかりにくい慣れない方にもやさしい設計でしょうか(?)



ちなみにウラから見てもネジがたくさん


先ほども書いたようにモーターマウントはオリジナルですが、slot.itのモーターマウントも使えます。
ただし、そのままでは使えないのでメインシャシーをちょっと切らないといけない。

この赤い三角で囲った部分を切らないと入りません。逆にここだけ処理すればインライン、サイドワインダーなど違うモーターのレイアウトも楽しめます。


そして部品点数が多い。ということでケースのウラ側にはオプションパーツもついています。

一見何に使うのかわかりにくいですがパーツを交換する際には使うのでなくさないように注意しましょう。

さて、順番に見ていくと

この部品はモータマウントの固定に使います。
このパーツを使わない状態ではモータマウントは前側1点、後ろ2点の3点でメインシャシーに固定されていますが、
これを使うと前側も2点で止めることができます。
モーターマウントの動きが気になる場合にはこれを使って補強できそうです。


そして

これはモーターに取り付けるアダプター。
slot.itのフラット6サイズのモーターを使う場合は純正のパーツでOKですが、いわゆるボクサーサイズのモーターを使う場合にはこちらに交換します。
モーターの厚さが変わるのでモータマウントの固定位置もちょっと変わりますからね。



最後にこのパーツ。
これは後輪の車軸を受ける部品。
この部品自体モーターマウントにネジで止められています。

一見純正部品と全く同じに見えますが、これを変えることによってシャフトの高さを変えられます。
slot.itでいうオフセットマウントの役割ですね。slot.itはモーターマウント毎交換しますが、Racerはこの部品だけで対応します。
【参考】:オフセットマウント

それぞれ部品のヨコには小さい字で『0.5』や『1.0』と書かれていて、
それぞれ『0.5mmオフセット』、『1.0mmオフセット』を意味します。

一見どんなパーツを使っているのかわかりにくくなってしまいますが、
モーター、リアアクスル一式を交換しなくてはいけなかったモーターのオフセットがこのパーツの交換だけでできるのはかなりラク。
そしてそれが全てオプションパーツとして付属するのは結構おトクです。
(これだけでモーターマウント3個分)

Racerのスロットカーのノーマルでの特徴を簡単に見てきました。
次回以降はこれをとりあえず『ファインチューン』くらいに持っていってみましょう。

-Racer