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どっちのブラシを選びますか?

2017/02/21

モーターの回転数、タイヤの銘柄、ギア比、そしてミラー、ウイングなどいろいろ“気になるコトロ”はたくさんあるスロットカーですが、
走りにとっても影響が大きいのに見落としがちなのがブラシのコンディション。

動力(電源)を持たないスロットカーでは唯一の動力を取り入れるためのパーツで、
実車で言えば燃料系統や吸気系。とっても重要な部品なのですが、気を使っているかどうかはかなり人によって分かれるトコロです。

金額的にも他のパーツと比べて決して高いパーツではないので、一度ご自身のクルマを見直してみてはいかがでしょうか?


そんなブラシですが大きく分けるとメッキのあり、なしの2種類に分かれます。
(メーカー毎に細かくサイズなどの違いもありますが)


これはslot.itのブラシ。

このblogでも何回か書いているのである程度キャリアのある方はご存知かもしれませんが、
基本的な考え方としては、
  • メッキ:耐久性重視
  • 非メッキ(銅のまま):通電性重視

  • です。

    電気を取り入れるパーツですから、どれくらい電気を通すか?というのは非常に大きい要素です。
    そういう意味では非メッキタイプの方が電気をよく流します。
    (といっても体感できる程。というのはあまりないかもしれませんが)
    反面、レール部分と常に接触するので走っているうちはいいですが、銅むき出しだったりすると酸化(サビ)が発生するのも大きな問題。
    他にもコース上の汚れなどもあってブラシはかなり汚れやすい部品なので、新品の状態を維持するだけでも難しい部品でもあります。
    ということでこの問題をカバーするのがメッキ処理をしてしまったブラシ。ということです。
    メッキをしてしまったことで通電性や硬さはちょっと犠牲になりますが、耐久性はかなり高くなります。

    多くのメーカー純正のスロットカーがメッキのブラシを使っているのもこのためで、
    常に掃除と古くなったら早めの交換。がオススメです。

    部品を交換することによって性能アップのチューニングもいいですが
    今のクルマをいい状態にすることにも同じように気を使いたいものです。



    交換については、「元々ついているものを外して付けるだけ」というとってもシンプルなモノ。


    このようにちょっと汚れてしまったら・・・・・。


    ある程度のタイミングを見計らって変えちゃいましょう

    多くの方は走らせた後にメンテナンスをすることが多いと思いますのでこういう部品の交換効果前後の違いを試す機会はあまりないかもしれませんが、
    是非一度交換前後に走らせてその違いを体験していただきたいです。


    そしてもう一つ。交換以外にもコンディションを維持する方法がクリーニング。

    国内ではスポンジタイヤ用のクリーナーなどもあるのでこちらで汚れを落とすこともできますが、
    NSRからは専用のクリーナーもあるのでこちらもオススメ!

    ブラシの大きさ(長さ)でもわかるように一度にそれほどたくさん使うものではないので、
    タイヤクリーナーでもこのブレイドコンディショナーでもたっぷり使えます。

    blogでも何度も書いているのは効果があるだけでなく、費用対効果が高いから。
    「最近ちょっと調子が悪いな」と思ったらまずブラシを確認してみてはいかがでしょうか?

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