NSR タイヤ パーツ

NSRのハイグリップタイヤの違いはコレ

今回も前回に引き続き今回もクルマはBMW V12 LMR@Arrow Slot

このクルマフロントタイヤはそこそこ柔らかいタイヤなのに、フロントタイヤのグリップがほとんどありません。
(普段はNINCOのコースで走行しているのでマッチングの問題かもしれません)

フロントタイヤの高さ調整をしてバランスをとっても肝心なリアタイヤのグリップがない状況ではタイムを狙うような走りはできません。

ということで今回はリアタイヤを交換します。



今回のチョイスはNSR。
(リアタイヤに関しては)NSRは3種類。
  • スーパーグリップ
  • ウルトラグリップ
  • エクストリーム

  • の3種類。

    『スーパーグリップ』は純正タイヤのこと。NSRのすべてのスロットカーの純正(のリアタイヤ)にはスーパーグリップが着いています。
    そして、オプション(ハイグリップ)タイヤとなるのが『ウルトラグリップ』と『エクストリーム』。


    今回用意したものはサイズはちょっと違いますが、左が『ウルトラグリップ』で右が『エクストリーム』


    この2種類のタイヤはどちらかがハイグリップ。というわけではなく、特性自体がことなります。
    NSRのハイグリップタイヤの場合自分の好みやクルマとのマッチング(相性)によって選ぶタイヤが異なるということです。
    ちょっと面倒ですが絶対的な答えがあるわけではないところは選択の余地があって面白い。ところでもあります。


    ※ここからはテスター(=ワタシ)の主観が含まれるインプレッションです。



    ウルトラグリップの場合
    タイヤ自体が非常に柔らかく、タイヤが粘ることによってグリップするタイプのタイヤです。
    このため、進行方向や力の加わる方向に関係なく全方向的にグリップします。
    車高の低いクルマや絶対的スピードの高いクルマなど“硬派”にスピードを狙うタイプにはオススメです
    例えば、slot.it今回のArrowSlotなどはコチラですね。

    反面全高の高いクルマのようにロールしたりコーナー中に力を逃したい場合いは車体横向きにタイヤがグリップしてしまい動きが硬くなってしまうことも。


    今回はタイヤだけを変えても見た目はほぼ違和感なく、そしてスタートも直線、コーナーも全ての場面でノーマルより格段に良くなります。


    そしてエクストリーム。
    ウルトラグリップと比べてタイヤ自体の整形がしっかりしています。
    ウルトラグリップでは無理に引っ張ったり(時には出した状態でも)すると切れてしまうこともありますが、
    エクストリームならこのような心配はありません。
    ゴムの密度が薄いように感じられますが、形はしっかりしているのに触ってみると柔らかい。という感じ。

    ウルトラグリップと比べると進行方向のグリップは変わらない程度ですが、
    車体のヨコ(やナナメ)方向には滑る(というより流れるという表現の方が適切)感じです。

    ウルトラグリップでは力の逃げ場がなかったような小さい(背の高い)クルマやシャシーに余裕のないクルマに向いています。
    ScalextricのBTCCにはこっちの方が向いている感じ。

    全体的に操作性は向上するのでスロットカーを楽しく走らせるんだったらコッチがオススメです(あくまでも個人的な感想ですが)。


    見た目は同じですが。。。。。



    今回のArrowSlotのクルマにはウルトラグリップを選びました。
    エクストリームではちょっとタイムが狙いにくい感じ。
    車高が低いクルマだったら操作性もそれほど大きく変わらないので今回はウルトラグリップ。です。


    最初にも書いたようにこれはあくまでも個人的な主観の入る部分なので是非一度みなさん自身で確かめて頂きたいところですが、
    大雑把な特性だけでも覚えているとタイヤも選びやすく、変えたことがわかると楽しくなります。
    是非参考にしてみて下さい。

    -NSR, タイヤ, パーツ