NSR パーツ

NSRのスロットカー+スポンジタイヤ

NSRのスロットカー自体あまりパーツを交換する必要がないのですが、
その中で最近ちょっと興味があって試してみたのがスポンジタイヤ。

モーターの特性やギア比から加減速がちょっと苦手なメーカーですが、
スポンジタイヤにすることによって(いわゆるバネ下重量を)軽量化、その効果がどうなるか?というもの。

NSRからスポンジタイヤはでていないのですが(ナゼか)ホイールだけは出ています。
(また、このホイールとスポンジタイヤを接着した完成タイヤのセットも出ているなど、
相変わらずちょっと不思議なラインナップなメーカーです。

これまでスポンジタイヤは1/24が一般的でしたが、slot.itから出たことによって入手も変更もしやすくなりました。


ということでタイヤをゴム→スポンジに変更します。



まずホイールですが、スポンジタイヤ用のホイールはホイールセンターに凸がありません。
フラットな形状で1/24のホイールとほぼ同じ感じ。が特徴。
slot.itとNSRではそのホイールに若干の形状の違いが見られます。


それぞれ左がslot.it、右がNSR。

NSRはホイールセンターに穴が空いているので通常のゴムタイヤをつけた状態と同じデザイン。
slot.it両サイドに“かえし”のような形状が特徴です。
ゴムタイヤ用のホイールと異なりフラットなスポンジタイヤ用のホイールは横方向の力が加わるとタイヤがずれてしまいます。
接着して使えば問題ありませんが、slot.itのホイールにはそういったところの一手間がないように考えられている感じですね。

当然、重量はNSRの方が軽く、slot.itよりも手間はかかる分競技性が強いかな。という印象です。


今回はNSRの方をチョイス。

タイヤとホイールをセットするとこんな感じ。

slot.itのスポンジタイヤは1種類しかなくこれがかなり直径が大きくなっています。
(予測ではありますが)恐らく削って使うための“削り代”を考慮した状態なのかな。とも思いますが、
クルマによっては装着した状態ではフェンダーに当たることもあります。
ちょっと工作することも考えた方が良さそうです。

今回はギリギリ加工(削り)なしで取り付けられたのでとりあえず特別削ることなく取り付けます。
(ちょっと面倒だった)




ホイール径が小さくなるので純正のインナーが使えませんが、これはこれで悪くない見栄え。

そしてフロントと比べてもデザインも同じですから見た目の違和感もありません。

個人的には見た目もOKです。



で、肝心な走行ですが、
当初の目的通り『加速・減速』は格段によくなり、キビキビとした走りになりました。
NSRの苦手な部分を上手く改善できてこれは効果あり。です。
といってもまだタイヤの直径が大きいのでこの辺りもちゃんと調整すればもっと良くなりそうです。

ゴムに比べてタイヤ自体が柔らかいためか、走りも若干スムーズ。
実車の旧車などはサスペンションだけでなくタイヤも含めて全体的に足回りの効果を持たせていたように、
タイヤ全体でショックを上手く吸収しながら前に進む力が上がっているような感じです。


ただし、やっぱり予想したとおりタイヤとホイールのズレがあったり(走れなくなるほどではありませんでしたが)、
上記のように本当はタイヤ径の調整が必要だったり、本来ともっと丁寧に仕上げる必要はありそうです。

また全体的にクルマの動きがリニアになったためか、内装が外れて(ボディがよれたかな?)しまったので、
これを機にボディの補強などもしています。(これがまた効果大でしたが)


Scalextricのような『お手軽さ』はありませんが、カスタマイズとその効果のわかりやすさを体感することができ、
こういったパーツ交換はスロットカーの楽しみの大きな一つと思います。
普段やったことのない方ほどその違いを一度体感していただきたいですね。

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