De Tomaso scaleauto

slot.itみたいに『メインシャシー+モーターマウント』のスロットカーはいろいろオススメ

ここ10年から15年くらいの間で『走り』の重視するスロットカーにはある程度決まった『カタチ』ができがありました。
slot.itが作ったといってもいいこのカタチはメインシャシーとモーターマウントを分割するタイプで、
これによってモーターから駆動輪までの精度を上げられるだけでなく、
(ボディ形状の影響はありますが)モーターの配置も自由になるるため、コースレイアウトなどによってもモーター、その配置を変更できるなど、
メカニカルな部分の自由度を上げられるようにユニットの考え方を取り入れています。

個人的な感想ではありますが、
FLYがネオジウムマグネットを採用したことと、slot.itがメインシャシーとモーターマウントを分割したことは
他のメーカーにも影響を与えたという点では業界内の常識が変わった大きな転換点だと思います。
(他のメーカーがもっと前に採用した。ということはありますが、メーカーを越えて広がったのはこの2つのメーカーがきっかけでしょう)

ScalexAutoというメーカーもその一つで、slot.it的なユニットの構造を取り入れたメーカーです。


ということでちょっと前に購入したのがコチラ。
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スーパーカー世代にはお馴染み(?)のデ・トマソ パンテーラ

欧米の自動車が一番元気だったころの一つといってもいいし、ナゼかこの頃のクルマも少なくスロットカーとしての人気ももう少しあってもいいのにな。といつも思うスロットカーです。

ScaleAutoのクルマはある時期を境にシャシーの基本的な構造がかわるのですが、これは旧型の方。
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(最近少なくなった)オーソドックスなサイドワインダー
ショートカンのモーター&サイドワインダーの組み合わせは軽量感が一番発揮され軽快感が楽しい一台。

タイムだけじゃなく走らせての感覚的にも楽しめます。


ちなみに、新型はシャシーが1枚タイプになりモーターマウントの変更ができなくなりました。
コスト削減な気もしますが、その分シャシーを専用になっているので、メインシャシーを共有していた頃の方が理に適うような。
台数が少なくなっているのかもしれませんね

この旧型はモーターマウントが別になっているいわゆる『slot.it型』。

このモーターマウントはslot.itと同じサイズなので、slot.itのモーターマウントへの交換もできます。
(内装が干渉しなければ)アングルワインダーやインラインにも変更可能です。


さて、とりあえず箱から開けてフロントの車軸高さの調節だけして走行。
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(この2つのイモネジで高さを調節できます。箱出しの状態ではフェンダーとフロントタイヤが当たる。。。。。)

リアタイヤがとてもスリッピーでトラクションが抜けてしまい、コーナーでは滑ってばかり・・・。
この点をちゃんとコントロールできればそれほど難しくなくヘンなクセもなくいいクルマなんですが
やっぱりリアタイヤくらいはちゃんとしたいところ。

モーターマウントだけでなくタイヤ、ホイールなども他のメーカーとの互換性があるので、
今回はNSRのタイヤに交換。
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(交換(2本使用)した後に写真撮ったので箱の中が少ないですが)

今回のNSRのエクストリームは横方向のグリップが強すぎないのでコーナーでも適度にスライドします。
ボディ剛性が低いクルマの場合、タイヤの(主にヨコ方向の)グリップが高いとクルマが跳ねてしまったりと別の問題が発生するので、
エクストリームくらいがちょうどいいんです。

タイヤ交換して、組み立ての時のネジの締めすぎ、ゆるすぎを確認するだけでかなりキレイに走るようにはなりました。


個人的にはかなり好みに仕上がったんですが、
他にもパーツつけられるしいろいろと試してみるのもよさそうです。
(slot.itのサスペンションとかいけますね)

このScaleAutoやRacer(sideways)などもslot.itとのパーツがいろいろ使えるので、基本的な調整の仕方、部品の使い方は共通です。
年代、カテゴリーいろいろなクルマの選択肢が増えそうです。

-De Tomaso, scaleauto