ProSlot slot.it パーツ

slot.itのパーツを他の(メーカーの)スロットカーへ

2016/03/05

「ハズレ」と諦める前に


一昔前にと比べて(これでも!)デキのよくなった1/32スロットカー。
「一度バラバラにしてから組み直すだけでよくなる(レベル1)」

というクルマはまだまだたくさんあります。
この場合は『組み立てた人が悪かった』という場合。
(もしくは組み立てが難しいという設計が悪い)

でも実際にはもう少し程度が悪くて
『部品のデキが悪い(レベル2)』というものもあります。
(その上(?)がクルマとしての設計が悪い!(レベル3)となります)

基本的に唯我独尊(=わがまま)なスロットカーメーカーは
他のメーカーと部品などを共通化さる。といった気遣いは皆無なのですが、
slot.itなど一部のパーツメーカーは他のメーカーのスロットカーにも使えるようになっています。



ということで今回は『部品のデキが悪い(レベル2)』なスロットカーに
slot.itのパーツを交換して走行性能もちょっと改善してみましょう。
というおハナシです。

レベル2くらいまでなら比較的カンタンに治りますので、
「デキが悪い」と嘆く前にちょっと一手間かけてみましょう。



今回の患者さんはコチラ

ProSlotのFerrari 355 Challenge

ProSlotのFerrari 355 Challenge

かなりマイナーなところがきましたが、
ProSlotというメーカーの『Ferrari 355』

メーカーサイトのリンクが貼れないんですが、
それもそのはず、サイトがない(!)という
このご時世に珍しいメーカー。
ヨーロッパでも音信不通だったり、いやちゃんとやっている。だったり、
人によって言っていることが変わるホントに変わったメーカーです。

最初は本拠をイタリアにかまえていたのですがその後スロベニアに移動。
その後は・・・・・。
という感じ。

元々、FerrariやPorsche 、AlfaRomeoなどの人気なクルマを作っていて、
自動車メーカーのライセンスなしでモデル化していて
法的にマズくイタリア国内には居づらい雰囲気になり、
人件費の安い東欧圏に移動していったメーカーです。
(最後に噂話を聞いたのはロシアでScalextricのコピー作っているとか・・・・・)

こんなちょっと(いや、かなり)怪しいメーカーなので、
当然それぞれの構成部品の精度は「予想通り」のレベル。
他のメーカーにはない、モデルとしても良くデキたクルマではあるものの、
部品と組み立てが非常に悪いクルマです。
(モーターケーブルが切れている、つぎはぎとか、ギアが割れているとか。。。。)



今ではすっかりメジャーメーカーになったslot.it。
実はこの『ProSlotをよく走らせたいからパーツ作った』なメーカーなんです。

イタリアのスロットカーユーザーとしては魅力的な車種が多かったのですが、
やっぱり走らせるには非常にイマイチ。。。。
それを補うために部品を作っていって、パーツメーカーになり、
そしてクルマを作るようになった。
というのがその経緯なんです。

余談ですが、当時スロットカーのシャフトは直径2.5mmが一般的でしたが、
ProSlotが3/32インチだったために、slot.itも3/32インチでパーツを作る。
いつの間にかこれがメジャーサイズとなってしまい、
現在は競技ベースっぽいクルマを中心にシャフトサイズは3/32インチが主流となりました。



「ただ外してつけるだけ。ほらカンタン!」と思ったら

ちょっと能書きが長くなりましたが、
今回は走行時のギアの音が大きいことと、
加速、減速が強すぎるので恐らくギアのロスが大きい。
ということでスパーギアを交換します。
レイアウトはごく一般的なサイドワインダー

レイアウトはごく一般的なサイドワインダー


ProSlotのスロットカーにはslot.itのパーツがカンタンにつけられる!
ので交換して「はい。終わりました。」でこのblogも終わるつもりでしたが、
実際にシャフトにスパーギアを通そうとしても入らない!!!

slot.tiのパーツがこのままでは入らない!!

slot.tiのパーツがこのままでは入らない!!

サイズ違いという程ではないですが、
このまま力で押し込んでもどうにもならないくらいにはサイズが違うようです。
(恐らく100分の数ミリくらい?)

そういえばslot.itのシャフトも10年くらい前の(初期の頃の)ものとちょっとサイズが変わっているようです。(ちょっと細くなってる?)
厳密に数値を計測したわけではないですが、
かなり昔のパーツを持っている方は注意した方がいいかもしれませんね。



手間をかけたかいはありました

想定外のトラブル(?)で少しだけ手間をかけることとなりました。

「あと少し!」でシャフトに対してギアが入るくらいなので、
シャフトの先端にコンパウンドをつけて少しずつギアを入れていきます。
エンジンのバルブのすり合わせしている感じですね。
(普通の人はこっちも経験ないでしょうが)

コンパウンドは特に指定はありませんが荒目で十分。

コンパウンドは特に指定はありませんが荒目で十分。

ついでにシャフトも磨いておいて回転効率もUP。といきたいところですが、
ブッシュ自体がプラスチックでちょっと抵抗大きそうです。
これもどうなんでしょうか。。。。キモチが大きいですね(笑
こんな感じで先端に少しつけて『すり合わせ』していきます

こんな感じで先端に少しつけて『すり合わせ』していきます


すり合わせすること数分。
ようやくギアにシャフトが入りました。

無事取り付けできるようになりました。

無事取り付けできるようになりました。

これで元通りに組み立てて無事走行開始。
走行音が静かになるだけでなく、加速も鋭くなって、
全体的にロスの少ない走りになりました。


と、いうことでいろいろなスロットカーに使えるslot.itのパーツはこちらからご注文いただけます。

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